CCDE スタディ グループを作る方法(Daniel Dib)

    本ページは英語ドキュメントを翻訳したものです。

     


     

    CCDE スタディ グループを作る方法(Daniel Dib)私たち技術者の多くは、認定について個人で学習します。本を読んだり、ビデオを観たり、RFC を閲覧したりして自分のペースで学習します。学習に行き詰まった場合は友人に質問したりもしますが、普通、私たちが学習に関して積極的にコラボレーションすることはありません。コラボレーションは、多くの認定で大きな効果を上げているのですが、CCDE に関してはそうではありません。それはなぜでしょうか。

     

    他の認定の大半は、主に実装に関する知識や経験に基づいています。CCNA RS、CCNP RS、CCNP Security などは、ルータ、スイッチ、およびファイアウォールにプロトコルを実装するための知識をテストするものです。多数の人々が実装に関与していることから、私たちの多くはこうした認定から取得を開始します。この領域では多くの人が同じ仕事を行うため、知識の構築が比較的簡単です。

     

    CCDE は、ネットワークの設計およびアーキテクチャに関する知識をテストするものです。設計に関与する人員の役割の数は限られており、通常はネットワーク エンジニアとして強力なバックグラウンドを持っていることも要求されるため、ネットワーク設計における経験の構築には困難が伴います。私自身を含め、設計に運良くフル タイムで関与している人もいれば、他の仕事の合間に設計プロジェクトにときどき間接的に関与するだけという人もいるのです。つまり、CCDE の合格に必要な経験を積むのはより難しいということです。設計に携わっている人であっても、設計者としての全役割を担当しているとは限りません。全役割を担当しなければ、CCDE の取得に必要なビジネス知識を身につけることは難しいと言えます。

     

    私たちが学習を推進するにはどうしたらよいでしょうか。CCDE の取得に成功するためのスキルを身に付けるには何をしたらよいでしょうか。どうしたら、優れたネットワーク設計者になることができるのでしょうか。

     

    CCDE に関する私の成功には、私と友人の Kim Pedersen が数年前に始めたスタディ グループが大きく貢献しています。私と Kim はどちらもこの認定に関心を持っていました。そして、認定について学習するために、お互いに切磋琢磨するべきだと考えました。そのために、私たちは緩やかなグループを立ち上げることにしました。このグループには、CCDE について学習している 10 人以上のメンバーが参加しました。学習についての私たちの試みが効果的になるにつれ、最近は合格率も高まっています。成功するスタディ グループを構築するための選択条件は何でしょうか。

     

    あまり大規模にしない:メンバー数は多ければ多いほどよいと考えがちですが、スタディ グループは、規模が適正な場合に効果が最大になります。誰でも参加させればよいというものではありません。CCDE のラウンドごとにおおよそ 10 ~ 15 名のアクティブな学習メンバーというのが、適切な規模です。そのため、時には優れた人員の参加を拒否しなければならないこともあります。成功のためには、グループが大きくなりすぎた場合に参加を拒否することも必要です。

     

    参加者を限定する:グループの参加者には条件を設定しましょう。私たちのグループの場合は、すでに筆記試験に合格しており、実地で仕事をしている人のみをメンバーにすることにしました。この規則にはいくつか例外を設けました。この例外については次に説明します。ただし、グループの参加者が広範になりすぎると、各人がグループの工程に対して持つ視点もさまざまになることから集約が難しくなり、コラボレーションが最大限の効果を発揮しなくなってしまいます。

     

    専門家を加える:規則には例外を設けた方がよい場合もあります。スタディ グループの参加者数を制限することで、アーキテクチャによっては専門知識が不足する可能性が出てきます。そのため、場合によっては CCIE Data Center や CCIE Security などを持っている人に参加してもらうことにしました。また、こうしたメンバーは、現在 CCDE についてアクティブに学習していなくてもよいとしました。私たちは、こうしたメンバーが持つ各アーキテクチャについての知識を活用して、これらの分野に関する設計についてさらに詳しく学習しました。一方、こうしたメンバーたちも、自分が詳しくないテクノロジーについて、学習に関する私たちのディスカッションから得るものがあったはずです。こうしたメンバーに参加してもらうことで、グループに幅広さと深さが加わりました。とは言っても、あまり多くの人を参加させることは止めましょう。CCDE についてアクティブに学習するという、メンバーの特性が薄まってしまいます。

     

    コミットしている人のみにする:グループのメンバーは、同じような日程の実技試験の受験を目指している必要があります。実技試験を受けるための学習をしていない人をメンバーに加えるのは止めましょう。なんとなく参加しているだけの人をメンバーにすることはお勧めしません。そのような人がいることで、グループの士気が下がり、グループをより良く活用していたであろう向上心のあるメンバーが参加できなくなってしまうかもれません。こうした事態を解決するために、私たちはアクティブに活動していないメンバーに警告した後、そうしたメンバーの行動が改まらない場合はグループから脱退してもらうことにしました。何事も上手く行かないときがあります。このような場合はグループを去って、タイミングが良いときに再度加入するのがよいでしょう。

     

    経験を備えた人に引き続き協力してもらう:メンバーが試験に合格したら、そうしたメンバーの経験や失敗から NDA に抵触しない範囲で学ぶことが重要です。グループに参加し、成功する人が増えるについて、グループは対象の認定についてより効果的に学習できるようになります。すでに成功したメンバーは、メンターとして活動し、計画の作成を支援したり、CCDE に含まれているテクノロジーに関する情報やリソースが見つかる場所を指摘したりする必要があります。最も重要なのは、こうしたメンバーは、参加者が実際の試験に向けて適切な考え方を身に付けることができるように支援できるということです。以前に投稿された Unleashing CCDE のブログでも説明されているように、設計者の考え方も学ぶ必要があります。技術的なノウハウだけでは不十分なのです。

     

    この投稿では、CCDE に関する学習を成功させるためにスタディ グループを作ることが重要である理由と、グループのメンバーの選び方について説明しました。次の投稿では、スタディ グループの運営方法について説明する予定です。

     

    学習を頑張ってください。

     

    著者について

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    Daniel Dib 氏(CCIE #37149、CCDE #20160011)は、Conscia Netsafe のシニア ネットワーク アーキテクトです。ビジネス ニーズを満たす、スケーラブルでモジュラ型の、可用性の高いネットワーク設計の作成に取り組んでいます。Daniel は実装と運用から開始し、2012 年に CCIE を取得しました。2016 年 5 月、スウェーデンで 2 番目の CCDE 認定取得者となりました。

    ルーティング、スイッチング、マルチキャスト、および高速コンバージェンスにおける深い専門知識を有し、何度も専門家として顧客に対応しています。

     

     

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