Nick Russo と構築する CCDE 実技試験の戦略パート 2

    本ページは英語ドキュメントを翻訳したものです。

     


     

     Nick Russo と構築する CCDE 実技試験の戦略パート 2

    このブログは、CCDE の取得を目指す受験者の準備に重点を置いた 2 回シリーズの 2 回目です。利用可能なツールを使いこなせれば、試験当日の「力が倍増」します。実技試験中には 3 つの主要なツールが利用できます。画面上の強調表示、組み込みのノートパッド、物理的なホワイトボードです。これらについてそれぞれ詳しく説明します。すべての受験者は、4 つのすべてのシナリオで各ツールにアクセスできます。

     

    強調表示:Microsoft Word や Adobe Reader などのアプリケーションと同様に、受験者は文書や質問のキーワードを強調表示できます。強調表示はシナリオ全体で使用できるので、すばやく参照するために便利なツールです。欠点は、強調表示ツールの使用方法を覚えるために約 1 分間費やす必要があるということです。難しくはありませんが、仕組みを理解する必要があります。強調表示機能の使用には多くの戦略があり、それぞれの戦略を用いて合格した CCDE を何人か個人的に知っています。

     

    1.ツールをまったく使用しない:ツールに構っていられない人には有効な戦略です。短い間の記憶力に優れ、読んだ内容を保持するスキルをもつ人には良い選択肢です。また、手首に身体的なハンディキャップがある人やコンピュータ マウスの操作が遅い人にとっても有効です。その代わりに、ホワイトボードまたは組み込みのノートパッドを使用することができます。

     

    2.ブックマークのみ:この必要最小限のアプローチではシナリオのキーワードを強調表示するだけで、内容の重要な意図やメッセージは識別しません。ブックマークの例は「サブセカンド」、「VoIP」、「低 OpEx」などです。これらの言葉は、単独ではあまり意味をもたないため、ブックマークは参照目的にのみ利用できます。たとえば、「VoIP」をざっと確認してから、VOIP のセクション全体を再読し、関連する VOIP の詳細情報を見つけるといった使い方をします。強調表示されているものはほとんどないのですぐに実行できますが、関連情報を見つけるために、強調表示されていない多くの文章を読む必要があるため、参照には時間がかかります。

     

    3.鍵となる情報:このバランスのとれたアプローチでは、キーワードと情報記載部分に焦点を当てます。強調した単語を結合した場合にほぼ完全な文になるように強調する単語を選択します。次に例を示します。

    “「ABC 社は VOIP をすべてのブランチ サイトに導入しようとしています。コール管理ソフトウェアはパブリック クラウドでホストされ、インターネット エッジ ブロックからアクセスできます。ブランチ オフィス間の VOIP べアラー フローには、非常に高速なサブセカンド コンバージェンス必要です」”

     

    強調表示された単語のみを読むと次のようになります。「VOIP をすべてのブランチに。インターネット エッジからコール管理。サブセカンド コンバージェンスが必要」”これはほぼ正確に書かれたパラグラフのように読めるので、ブックマーク方式とは異なり、すぐに「ストーリー」を理解できます。欠点は、より多くのテキストを強調表示するのに時間がかかることで、強調表示が多すぎるドキュメントをざっと読むことはかえって効果がなくなる可能性があります。

     

    4.複数カラーで詳細に:この方法では、バランスのとれた方式に加えて複数の色を使用します。実技試験の GUI には、受験者が利用できる色がいくつか(数は忘れましたが、たくさん)あります。さまざまな色に好きなように意味合いをもたせることができます。一般的な戦略では次のように割り当てます。

      • 黄:ビジネス要件
      • 緑:技術的な制約
      • 赤:設計の問題
      • 青:分類できないが重要な項目

    このアプローチの利点は、シナリオで必要な箇所を非常に見つけやすくなることです。「ABC 社のビジネスにおける問題は何か」などの特定の質問に解答することが、”非常に簡単になります。黄色の強調表示部分だけを抽出していけばよいからです。欠点は 2 つあります。強調表示することで明確にしようとしているため、このアプローチは明らかに時間がかかります。さらに、強調表示するたびに「判断」する必要があります。他の方法は、強調表示するか、しないかに関する「はい/いいえ」の 2 択方式です。一方この方法では、たとえば 5 通りの判断が必要で、心理的に負担がかかる可能性があります。その日すでに何百もの判断をする必要があるのに、なぜさらに何百も増やさなければならないのでしょう。ただし、これは多くの人には確かに有効なので、ぜひ試してみてください。

     

    下の表では、これらの各戦略を比較します。

    考慮事項強調表示なしブックマーク鍵となる情報複数カラー
    所要時間なし少ない普通多い
    必要な判断数なし2(はい/いいえ)2(はい/いいえ)1(いいえ)+ 使用する色の数
    内容の精度なし低い高い高い
    情報参照機能なしすぐに見つかるが、読むのに時間がかかるすぐに見つかり、すぐに読める最も速く見つかり、すぐに読める

     

     

    ノートパッド:私の経験では、これは 3 つの中で最も使用されないツールですが、効果的に使用している人もいます。このツールは Windows のメモ帳に似ていて、ドキュメントにプレーン テキストを入力できます。強調表示と同様にシナリオ全体で使用できます。手書きするよりも速くタイプできる人にとって、ホワイトボードとは対照的に、メモを取るための良い選択肢となる場合があります。また、このツールは、要件や制約を把握する方法として、強調表示ツールの代わりに(または強調表示ツールに追加して)使用できます。シナリオのテキストからノートパッドへコピー/ペーストする機能などが標準でサポートされていないため、ホワイトボードと同様に、「手動コピー」のツールと考えてください。下の表ではブループリントの主なセクションを示し、興味のある人のために、組み込みのノートパッドを利用するための提案を示します。

     

    設計のライフサイクルノートパッドの使用例
    分析
    • 要件、制約、推進要素、障害、重要なポイントを把握します。
    • 質問に解答する前に、必要な追加情報を特定します。
    開発
    • 設計プランおよびソリューション アイデアに関して思いついたことを都度記録します。
    • 質問に解答する前に、代替ソリューションを提示します(バックアップ プランニング)。
    導入
    • 移行計画の手順を整理するためのメモ帳として使用します。
    • 複数のテクノロジー導入計画間におけるギャップとそれを修正する方法を特定します。
    検証
    • 特定のソリューションを選択する理由をリストするためのメモ帳として使用します。
    • 質問に解答する前に、代替ソリューションを検証します(バックアップの検証)。

     

     

    ホワイトボード:シナリオ 1 および 3 の後にきれいなホワイトボードが必要な場合、自分でホワイトボードを清掃するか(ティッシュがある場合)、または試験官に新しいホワイトボードを要求できます。主に 2 つの考え方があります。

    1.戦略的使用:ホワイトボードは特定の目的または目的の一部のために準備します。一部の受験者は、ホワイトボードを使用して複数の列を含む表を作成し、インデックス(ビジネス要件 + ドキュメント番号、技術要件 + ドキュメント番号など)として利用しました。これは、強調表示の「ブックマーク」方式の考え方と類似しています。違うのは、色を使うのではなく、ホワイトボードでテキストを使用する点だけです。詳細な分析を必要とする問題を解く際に、インデックスに基づいてドキュメントをすばやく参照できます。人によっては、これは強調表示よりも速い方法になります。

     

    2.戦術的使用:ホワイトボードは空白のままにして、重要と考えるあらゆることに使用します。この方法の場合、設計不良の問題で「迅速な解決策」を図示する、導入計画や移行計画を詳細化する、すばやくメモを取るなど、さまざまなことに利用できます。他のツールにはグラフィック機能がなく、テキストしか使用できないため、ホワイトボードは、すばやく図を描くには便利なツールです。これは初めての受験者にも有効なテクニックです。どのような点で苦労するのか、試験はどのようなものなのかを知らないので、予期しない状況のためのバックアップ プランとしてホワイトボードを準備することは役に立つ可能性があります。

     

     

    このブログの最後のパートでは、私の個人的な戦略について説明します。各ツールの使用方法を選択し、その決定を検証します。

    1.強調表示:私は「ブックマーク」方式と「鍵となる情報」方式の組み合わせを選択します。極端に長いドキュメントやシナリオでは、時間的な制約のため「ブックマーク」方式を使用しました。短めのドキュメントや注意が必要な用語が含まれているドキュメントでは、「鍵となる情報」方式を使用しました。このハイブリッド アプローチのおかげで、私は柔軟にシナリオに対応することができました。また、色は 1 つしか使用しませんでした。判断しなければならない回数を少なくできるからです。いくつかの実技試験で複数の色を使ってみましたが、シナリオを進めるよりも、「これはビジネス要件なのか、それとも技術要件なのか」”と考えている時間の方が長いことに気づきました。これは自宅でのトレーニング ドリルとしては良いのですが、試験中には有効ではありません。「強調表示なし」方式も試してみましたが、効果的ではないことがわかりました。ただし、注意してほしいのは、これらの方式はすべて、CCDE に合格した人が過去に実際に使用したものだということです。すべての方式を試してみましょう。

     

    2.組み込みのノートパッド:私はこの機能をまったく使用しませんでした。強調表示とホワイトボードの利用が効果的だったので、自分の戦略に 3 つ目のツールを導入すると複雑になりすぎるかもしれないと考えたからです。一方、ノートパッドを使用した人は、ほとんど上記の使用例のように使用していました。

     

    3.ホワイトボード:私はこのツールを主にすばやく図を描くために、戦術的に使用しました。私は、テストで示されている図を作り直すことはお勧めしませんが、ルーティングの問題やネットワーク移行のトラブルシューティングをする場合には有効な場合があります。導入手順を整理したり、誤った解答を削除したりする必要があったとき、私はホワイトボードに走り書きしました。組み込みのノートパッドを使用するよりもそのほうが速いことに気づいたからです。たとえば、[次へ(Next)] ボタンをクリックする前に解答を視覚的に確認するために、すべての移行手順を図示するときにホワイトボードは簡単に利用できます。何人かの同僚が戦略的にドキュメント インデックスを作成することを選択したので、私も試しに作成したのですが、それでは時間がかかりすぎることがわかりました。

     

     

    結論として、要件や制約の把握のための強調表示を使用し、図示するためにホワイトボードを使用する方式を組み合わせすることが、成功する組み合わせパターンでした。ぜひ自分ですべての異なる組み合わせを試してみてください。実技試験やシナリオでは、学習期間中に早めにさまざまな方法を使用してみて、効果的ではない方法を除外しておきます。商用ソフトウェア(notepad.exe など)を使用して、試験エンジン以外でこれらのツールを簡単にシミュレーションできます。さまざまな細かい戦略(ツールに関して)を駆使して、引き続きスキルを高めましょう。ある時点で、自分にとって「最も効果的」な戦略を 1 つ特定し、残りの学習期間や試験中にはその戦略に特化します。そうすれば、試験を開始する前に、ツールの使用方法に関する方針が明確になっているので、ツールよりも CCDE の内容自体により注力できるようになります。

     

     

    著者について

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    Nicholas(Nick)Russo(CCDE #20160041 および CCIE #42518(RS/SP)は、シスコのネットワーク コンサルティング エンジニアです。Nick は米国海兵隊に 6 年間在籍し、主にテクニカル ネットワーキングに携わった後、文民として引き続きアメリカ陸軍をサポートしました。また、Nick はロチェスター工科大学(RIT)でコンピュータ サイエンスの理学士号を取得し、国際関係論を副専攻にしていました。Nick は米国メリーランド州に妻の Carla、娘の Olivia と住んでいます。

     

     

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