Nick Russo と構築する CCDE 実技試験の戦略パート 1

    本ページは英語ドキュメントを翻訳したものです。

     


     

     キャリアに関する 5 ステップのアドバイス

     

    2016 年 11 月、私が知る限り最も優秀なエンジニア数名とともに、CCDE 実技試験に合格しました。このエンジニアたちから学んだいくつかのことを皆様にお伝えしたいと思います。2 つのパートから成るこのブログ シリーズは、さまざまな学習戦略やツールを一つ一つ説明する(押しつけるものではありません)ことを意図しています。皆様はこれを自由に利用できます。これらの戦略はあまり検討されることはありませんが、CCDE の取得には重要です。特に、この最初のブログでは、学習戦略の要素について説明します。

     

     

    私は Routing & Switching(RS)と Service Provider(SP)で CCIE 認定を取得していますが、これらは両方とも CCDE の学習に取り組む前に取得したものです。ドキュメントの後半の比較による評価で使用するため、これらについて簡単に説明しておいたほうがよいと思っています。このブログでは、まず私の 2 つの CCIE での体験を簡単に述べて、次に CCDE での体験について詳しく述べます。

     

    CCIE RS:初めての CCIE で、独学できるほどの能力があるという自信がなかったので、有名なベンダーのトレーニング プログラムに参加しました。私は学習に関してベンダーにかなり頼っていたので、ベンダーが私に言ったこと以上に深く検討することはほとんどありませんでした。オンサイトのブートキャンプに参加しましたが、それはすばらしいものでした。それとは別に、私はラボの演習をしたり、本を何冊か読んだりして独力で勉強しました。

     

    CCIE SP:この認定については、完全に独力で勉強しました。ベンダーの製品を使用せず、本を 1 冊ざっと読んだだけでした。その代わりに、自分のラボをセットアップして、数ヵ月間試行錯誤しながらブループリントに従って独学しました。それは実際には最も簡単な方法でも最良の方法でもありませんでした。そのブループリントは完全に新しいもので、2015 年の初めにはコンテンツをもっているベンダーもいなかったので、私は受験を終えた後に本を書き、出版しました。試験のために勉強している人を他に誰も知らなかったので、独力で勉強することが最良で唯一の選択肢のように思われました。

     

    CCDE:CCDE の学習では、自分の学習習慣をまったく異なる視点で見直す必要がありました。CCIE とはまったく異なる試験だったからです。これらの違いについてはたくさん文書化されているので、重複を避けるため、ここでは説明しません。また、同じ理由により、一般的な、よく言われているヒントもここでは紹介しません。その代わりに、あまり取り上げられていないと思うアドバイスをいくつか紹介します。

     

    1.学習範囲が広い:CCDE は範囲が非常に広く、しかも詳細にわたっています。受験者がブループリントのすべての領域にわたって豊富な経験をもつことはほぼ不可能です。このため、仲間と継続的かつ有意義に協力(コラボレーション)していくことが必要になってきます。スタディ グループを作り、リアルタイム会議アプリケーションを使用してセッションを記録しアーカイブする、多様な技術を身につける、といったこと実施します。これが時間の最適な使い方の 1 つであることは間違いありません。CCDE を本気で取得しようとしている人だけにアクセスを許可するようにグループ メンバーシップのアクセスを制御し、議論の質と頻度が最大になるようにします。スタディ グループがなかったら、私は合格しなかったでしょう。

     

    2.CLI を使うことを恐れない:私は CCDE の勉強のために、ラボ演習に何十時間も費やしました。理由を知りたいですか。#1 を見てください … 私はすべてを知っているわけではないからです。何百時間とか何千時間も費やしたとは言っていないですよね。CCDE のラボ演習の目的は、CLI の習得でも、スピードを上げることでも、notepad からコピー/ペーストする方法を練習することでもありません。目的は自信を持てるようにすることと、知識のギャップを埋めることです。私の場合の具体的な例の 1 つは、IPsec VPN でした。私は、DMVPN/GRE + IPsec を導入した経験はかなりありましたが、GETVPN やレガシーの暗号マップ テクノロジーを導入したことはほとんどありませんでした。 RRI や HA が暗号マップとどのように連動するのかについても、よくわかりませんでした。また、IPsec AH や ESP-null が現実の環境でなぜ有益なのかも知りませんでした。最も重大なのは、これらの設計を運用する使用例を理解していなかったということで、これは CCDE 受験者にとっては致命的です。学習項目の中には、本やブログで読むよりも、試行錯誤しながら学習するのが最適なものがあります。運用方法を理解できるように、最も苦手なトピックに、必ず 1 週間に数時間は取り組みましょう。繰り返しになりますが、いろんなコマンドやあまりに複雑なコマンドにこだわらないようにしてください。技術的な機能、および、それがビジネスの問題をどのように解決できるかに注力しましょう。

     

    3.重要なものを読み、重要でないものはスキップする:これは当然だと思われるかもしれませんが、CCIE の学習習慣に慣れてしまっている人にとっては、実行するのが難しい可能性があります。重要でないものに気をとられたり、勉強が遅れたりしないように、重点を絞って読みましょう。CCDE 受験者にお勧めする重要な本が 3 冊あります。

      • 『CCDE Study Guide(CCDE スタディ ガイド)』Marwan Al Shawi 著
      • 『Definitive MPLS Network Designs(完全 MPLS ネットワーク設計)』Jim Guichard 他著
      • 『End to End QoS Design (second edition)(エンドツーエンド QoS 設計(第 2 版))』Tim Szigeti 著

    このブログは書評ではありませんが、私は QoS の本に注目したいと思います。概要の章(CLI が登場する前)は、CCDE 受験者に必須です。アプリケーションの動作の微妙な違いや、ネットワークでのアプリケーション パフォーマンス向上のために使用される QoS ツールについて理解することは重要です。この本は、優れたコマンド リファレンスをはじめ、シスコ固有の機能について非常に詳しく書かれていますが、これは CCDE の範囲には含まれていません。この部分を読む必要はありません。私は、設定の部分はまったく読みませんでしたが、概要の章は少なくとも 4 回読みました。目的は ROI を最大化することです。私の場合、最初の 2 冊のは、最初から最後までそれぞれ 2 回ずつ読みました。

     

    4.間違いを恐れない:これも #1 と関連があります。自分と同じスキル レベルをもつ他のエンジニアと連携すると、間違うことがよくあります。専門家としての態度で、正しい理由について議論しましょう。個人的なプライドのために、間違った議論の言い訳をしないでください。それは建設的ではなく、学習する能力がないことを示すだけです。提案されるすべてのアイデア(非常に奇妙な考えや明らかに正しくないアイデアも含めて)をチームが受け入れて、議論する必要があります。このような方法で興味深いソリューションが見つかり、きっと驚くことを保証します。異質なアイデアを考えもせずにすぐに拒絶していたら、CCDE 番号を得ることはできません。CCDE になる「準備が完了」しているかどうかを見極める最良の方法の 1 つは、非常に珍しい問題解決方法を採用し、その正当な使用例を多く見つけることができるかどうかを確認することです。CCDE は受験者を「追い詰める」ための試験ではありませんが、画一的なベストプラクティスではなく、ビジネス要件を満たす独自のソリューションを適用する能力があるかが試されます。

     

    5.還元:これは時間の無駄、または「合格してからでもよい」もののように思われますが、学習中に始めることをお勧めします。「還元」の一環として、スタディ グループ内で互いにシナリオや課題を作成することを提案します。これは多くの時間がかかり、自分よりも他のメンバーにメリットがあるように思われるかもしれません。確かに他のメンバーのためになります。しかし、たとえば、10 人で 10 のシナリオを作成するとしたらどうなりますか。その場合、あなたがシナリオを 1 つ作成すると、お返しに 9 つのシナリオを受け取れることになります。グループが大きくなり、活動が活発になるほど、この割合は有利なものになります。すべての CCDE トレーニング ベンダーが作成した専門的なシナリオをすべて取得したとしても、シナリオは 15 くらいにとどまり、大した数にはなりません。シナリオやそれよりも小さなその他の課題は、学習のための優れた教材です。これらをスタディ グループのために作成すれば、他のすべての人に役立ちます。また、あなた自身もこのプロセスで多くのことを学ぶでしょう。エピソード:私たちのスタディ グループで長いシナリオを作成した人は、現在すべて CCDE です。

     

    私は、上記のポイントを要約する比較表(すべての CCDE 受験者がこれを望んでいる)を示すことで、このセクションをまとめようと考えていました。「時間」の列は概算であることにご注意ください。この表の趣旨は、成功に導く 3 つのまったく異なる戦略を示すことです。これらはすべて効果があります。CCDE では、ハンズオン ラボのテストと組み合わせたコラボレーションのレベルが上がったことが主な成功要因であると考えています。CCDE の学習の総時間が少ないからといって、CCDE が簡単だったというわけではありません。良いチームをもち、自分の技術的な欠点を正直に認めるようになったことによりものです。

     

    アクティビティCCIE RSCCIE SPCCDE
    ラボ/実践的な演習221
    読んだ書籍数21 未満3 冊を再読
    参加したブートキャンプ/トレーニング(期間)2 週間なし1 週間
    トレーニング ベンダーへの依存度なし
    コラボレーションのレベルなし
    コラボレーション時間合計50(ブートキャンプ)0100
    ラボ演習時間合計80090050
    書籍学習時間合計(本、PPT、VOD)350100650
    学習時間合計12001000800

     

    シリーズのこの最初のブログでは、CCDE 実技試験で成功するための学習戦略に焦点を当てました。パート 2 では、CCDE 実技試験の受験時の戦略に焦点を当てます。

     

    著者について

    免責事項:このブログで述べられた意見は著者の意見であり、必ずしもシスコの意見ではありません。

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    Nicholas(Nick)Russo(CCDE #20160041 および CCIE #42518(RS/SP)は、シスコのネットワーク コンサルティング エンジニアです。Nick は米国海兵隊に 6 年間在籍し、主にテクニカル ネットワーキングに携わった後、文民として引き続きアメリカ陸軍をサポートしました。また、Nick はロチェスター工科大学(RIT)でコンピュータ サイエンスの理学士号を取得し、国際関係論を副専攻にしていました。Nick は米国メリーランド州に妻の Carla、娘の Olivia と住んでいます。

     

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