新しい CCNA R&S:現代のエンジニアの知識とスキルの測定

    本ページは英語ドキュメントを翻訳したものです。

     


     

    新しい CCNA R&S:現代のエンジニアの知識とスキルの測定

     

     

    改訂版 CCNA Routing & Switching 試験を立ち上げて以来、#CertsandLabs チームは、この改訂に関する皆さんからのご質問、懸念、フィードバックに真摯に向き合ってきました。初めての発表と更新版ブループリントのリリース以来、最も頻繁に聞かれた懸念は、更新された認定が業界のトレンドに適切に沿っているかどうかということでした。一部の受験者から次のような質問がありました。

     

     

    • CCNA のほうがレベルが低いと考えられるのに、BGP、VPN/トンネル、IPv6 ルーティングなどの踏み込んだトピックが CCNP から CCNA に移動したのはなぜですか。かつては高度なテクノロジーと見なされていたものでも、今ではアソシエイト レベルでも一般的なものになっています。シスコの認定は業界の職務分析に基づいており、現在これらのテクノロジーは CCNA レベルの職務にとっての基本とされています。
    • これによって CCNP の価値は低下するのでしょうか。決してそんなことはありません。CCNP ブループリントには、現在でも、プロフェッショナル レベルでのテクノロジー トレンドや職務上求められる要素が含まれています。
    • CCNA 試験では、なぜそれほど多数のトピックが対象範囲になるのでしょうか。以下に示すように、この試験にはトピックを追加していません。一方で、概念と目的を整理し、古くなったテクノロジーを対象外とし、基礎的なスキルを減らしました。

     

    変更は不都合と思われる場合があることはわかっていますが、こうした変更を導入した理由を詳しく説明する前に、変更の内容から見ていきましょう。

     

    主要な変更

    CCNA Routing & Switching 認定を取得するには、今でも、ICND1 と ICND2 試験、または複合 CCNA 試験に合格する必要があります。ただしこれら 3 つの試験はすべて、バージョン 2.0 からバージョン 3.0 に改訂されています。

     

    • シスコ ネットワーキング デバイスの相互接続:第 1 部(ICND1)(100-105J ICND1 試験
      • これに合格すると、Cisco Certified Entry Network Technician(CCENT)認定 を取得できます。
      • この試験の v2.0 では、トラブルシューティングの分野が個別に設けられていました。現在トラブルシューティングは独自のドメインにはなっていませんが、トラブルシューティングのタスクと手法は試験全体に組み込まれており、受験者は、トラブル チケットの解決とエスカレーションまたは最終ソリューションの検証と監視を実施できる能力を示す必要があります。
      • より合理化されたアプローチを反映して、ブループリント ドメインが更新され、コンテンツの編成が以下のようになりました。

                                                 

    ICND1 v2.0
    ICND1 v3.0
    1.0 IP データ ネットワークの運用1.0 ネットワークの基礎
    2.0 LAN スイッチング テクノロジー2.0 LAN スイッチング テクノロジー
    3.0 IP アドレッシング3.0 ルーティング テクノロジー
    4.0 IP ルーティング テクノロジー4.0 インフラストラクチャ サービス
    5.0 IP サービス5.0 インフラストラクチャの管理
    6.0 ネットワーク デバイスのセキュリティ
    7.0 トラブルシューティング

     

    • シスコ ネットワーキング デバイスの相互接続:第 2 部(ICND2)200-105J ICND2 試験
      • この試験では、古くなったテクノロジーを対象外とし、新しいテクノロジーまたは需要の高いテクノロジーを追加しています。
      • この試験の新旧のトピックを次に示します。

                                 

    ICND2 v2.0
    ICND2 v3.0
    1.0 LAN スイッチング テクノロジー1.0 LAN スイッチング テクノロジー
    2.0 IP ルーティング テクノロジー2.0 ルーティング テクノロジー
    3.0 IP サービス3.0 WAN テクノロジー
    4.0 トラブルシューティング4.0 インフラストラクチャ サービス
    5.0 WAN テクノロジー5.0 インフラストラクチャのメンテナンス

     

    • Cisco Certified Network Associate(CCNA)200-125J CCNA 試験
      • 複合 Cisco Certified Network Associate(CCNA)試験でも CCNA Routing and Switching 認定を受けることができます。 200-125J 試験には、ICND1 および ICND2 試験のすべてのトピックが含まれています。
      • この試験の新旧のトピックを次に示します。

                                                 

    CCNA v2.0
    CCNA v3.0
    1.0 ネットワークの基礎1.0 ネットワークの基礎
    2.0 LAN スイッチング テクノロジー2.0 LAN スイッチング テクノロジー
    3.0 ルーティング テクノロジー3.0 ルーティング テクノロジー
    4.0 WAN テクノロジー4.0 WAN テクノロジー
    5.0 インフラストラクチャ サービス5.0 インフラストラクチャ サービス
    6.0 ネットワーク デバイスのセキュリティ6.0 インフラストラクチャ セキュリティ
    7.0 トラブルシューティング7.0 インフラストラクチャの管理


    テクノロジーの削除と追加

    • ICND1 および ICND2 試験で対象外となったトピックを以下に示します。
    • ICND1 および ICND2 試験でのトピックの削除または追加は、両試験のコンテンツで構成されている複合 CCNA にも該当します。

                 

    ICND1 v3.0 で削除
    ICND2 v3.0 で削除
    OSPF(シングル エリア)およびその他の OSPF トピックの代わりに RIP が追加され、OSPF(シングル エリア)およびその他の OSPF トピックは ICND2 試験に移動フレーム リレー、CSU/DSU およびシリアル WAN テクノロジーは対象から除外(ただし T1 接続は対象となる場合もある)
    デュアル スタックFirst Hop Redundancy Protocol から VRRP と GLBP を削除。最も一般的に導入されている HSRP のみ存続
    Cisco Express Forwarding に関する具体的な質問(CEF は、受験者が試験以前に理解しているべき基本的なテクノロジーとみなされる)

     

    • 更新バージョンの ICND1 および ICND2 試験で追加されたトピックを以下に示します。

                                                 

    ICND1 v3.0 で追加
    ICND2 v3.0 で追加
    エンタープライズ ネットワーク環境でのファイアウォール、アクセス ポイント、ワイヤレス コントローラなどのインフラストラクチャ コンポーネント、およびその影響と相互作用に関する高度な知識デュアルホームおよびシングルホーム インテリジェント WAN トポロジ オプションに関する知識
    コラプスト コア アーキテクチャと従来の 3 階層アーキテクチャの違いについての知識企業の支社や支店の接続に使用される外部 BGP(eBGP)に関する基本的な知識
    IPv6 ステートレス アドレス自動設定(SLAAC)の設定および確認DMVPN、サイト間 VPN、クライアント VPN などのテクノロジーを導入している企業が使用する拡張 VPN テクノロジー
    エニーキャスト IPv6 アドレッシングに関する内容エンタープライズ ネットワーク アーキテクチャでのクラウド リソースの利用方法に関する知識
    Link Layer Discovery Protocol(LLDP)の知識Cisco Discovery Protocol に追加して L2 Discovery Protocol を使用プログラマブル ネットワーク(SDN)アーキテクチャに関する知識
    ルーティング プロトコルの仕組みを理解するための主要テーマとしての RIPv2 for IPv4 に関する知識Application Policy Infrastructure Controller – Enterprise Module(APIC-EM)によって実現する新しい重要なネットワーク アプリケーションである、ACL 用パス トレース アプリケーションの使用方法
    DHCP および DNS に関連する接続上の問題さまざまな種類のトラフィックの輻輳管理に使用されるマーキング、シェーピング、ポリシング メカニズムに関連する QoS 概念についての知識


    これらの変更が重要な理由

     

    認定は、職務の変化に合わせて進化し続けなければなりません。認定の妥当性を常に維持するために、フレーム リレーやシリアル WAN など、中心的ではなくなったテクノロジーを対象外として、ソフトウェア定義型ネットワーク寄りのテクノロジーに焦点を当てました。受験者が IP ルーティング プロトコルへに取り組む際に OSPF を使用せず RIP だけを使用するようにしているのは、それが理由の 1 つになっています。同様に、デュアル スタックを対象外とする理由も重要です。これは IPv4 から IPv6 への移行テクノロジーであり、IPv4 から IPv6 への移行については現在多様なテクノロジーがあることから、この方法は、成熟したテクノロジーとして十分理解されていると考えられます。 今後の新しいテクノロジーについては、QoS やクラウドなど、今日のネットワーキング環境の基本的概念を理解することが、ネットワーク エンジニアの将来への備えとして不可欠です。テクノロジーは変化します。テクノロジーを支える職務も、そしてシスコの認定も、その変化と歩調を合わせて変わっていかなければなりません。

     

    そこでシスコの認定リーダー、試験プログラム マネージャ(EPM)、各分野の専門家(SME)が集まり、今日のアソシエイト レベルのネットワーク エンジニアが日常業務を効率的に遂行するために必要とされる、基本的な知識、スキル、能力を対象とした堅固な認定を策定しました。これは職務分析に基づくとともに、業界のテスト標準に準拠して行われました。そこでわかったことは、ほんの数年前に高度なテクノロジーと考えられていたものが、現在のエンジニアにとっては基本的な知識になっているということです。改訂された ICND1、ICND2、および CCNA v3.0 試験は、現在の職務において中核となったスキルとテクノロジーを取り扱うよう設計されています。

     

    以前のブログ “Building Exams, What We Do Behind The Scenes To Protect Your Credentials(試験の作成:クレデンシャルを保護するために舞台裏で取り組んでいること)” [英語] で説明したように、このようなスキルとテクノロジーで構成される各認定および試験は、業界のエキスパートによって入念に分析、設計、レビューされています。シスコでは、常に最新のテクノロジーを反映させることで、業界のトレンド創生を牽引し、受験者が業界の発展に沿った知識とスキルを身につけることを目標としています。ネットワーキング分野のキャリアでの活躍を目指す方は、CCNA Routing and Switching で詳細を確認し、すぐに登録してください。

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