IPv6 のサブネット化 - 既成概念にとらわれずに考える (翻訳)

    本ページは英語ドキュメントを翻訳したものです。

     


     

    IPv6_subnet_blog.jpgIP のサブネット化に初めて触れたとき、サブネット化とは、既存の 1 つのネットワークをより小さいネットワークに分割するプロセスであることを知りました。  サブネット化の学習中に、よく目にする 2 つの質問がありました。  これらの 2 つの質問には、参考書や課題、さらには面接でも遭遇しました。

    1)ネットワークにホストがいくつ必要ですか。

    2)インターネットワークにネットワークがいくつ必要ですか。


    Cisco Live の開催中、とても参考になる IPv6 の設計コースに参加しました。  コース修了後、参加者の 1 人が IPv6 設計の実際の適用例を見たいと言いました。  そこで、私がそれを引き受けることにしました。  その頃私は自分が所属する組織の IPv6 設計に取り組んでおり、何かアイデアを得たいと考えていたところでした。  IPv6 にはアドレス空間が十分にあるため、ホストの数について考える必要はもうありません。問題になるのはネットワークの数だけです。


    IPv6 では 128 ビットを使用します。  最初の 64 ビットでネットワークを特定し、残りの 64 ビットでホストを特定します。  IPv6 のアドレスを見てみましょう。  ここでは、すべてのビット、すなわちニブルを確認できるように、このアドレスを完全に展開してみます。  各桁は 4 ビットです。


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    ネットワーク部は青、ホスト部は赤で示してあります。  IPv6 では、管理が容易というだけでなく、ステートレス自動設定で必要という理由から /64 が推奨されています。  /64 より小さなネットワーク(技術的には可能)が必要な場合は、DHCPv6 を使ったほうがいいでしょう。 ただし、/64 を使用することがベスト プラクティスとして推奨されます。


    では、ネットワークを増やすために /64 を分割する(サブネット化する)のがベスト プラクティスでないのなら、ネットワーク管理者はどうすればよいのでしょうか。  アドレスのネットワーク部の最後のニブルを使えばいいのです。


    もう一度アドレスを見てみましょう。 青の部分がネットワークです。 紫の部分にはサブネット ビットが含まれ、赤の部分がホスト部です。


    以下に、大企業のオフィスの設計例を示します。

    fc00:1948:0420:0000:0000:0000:0000:0001        メイン データ ネットワーク

    fc00:1948:0420:0001:0000:0000:0000:0001          音声ネットワーク

    fc00:1948:0420:0002:0000:0000:0000:0001        内部ワイヤレス ネットワーク

    fc00:1948:0420:0003:0000:0000:0000:0001        ビデオ ネットワーク

    fc00:1948:0420:0004:0000:0000:0000:0001        管理ネットワーク

    fc00:1948:0420:0005:0000:0000:0000:0001        BYOD ネットワーク

    fc00:1948:0420:0006:0000:0000:0000:0001        人事部門ネットワーク

    fc00:1948:0420:0007:0000:0000:0000:0001        経理部門ネットワーク

    fc00:1948:0420:0008:0000:0000:0000:0001        IT 部門ネットワーク

    fc00:1948:0420:0009:0000:0000:0000:0001        ゲスト ワイヤレス ネットワーク

    fc00:1948:0420:000a:0000:0000:0000:0001        スペア ネットワーク

    fc00:1948:0420:000b:0000:0000:0000:0001        スペア ネットワーク

    fc00:1948:0420:000c:0000:0000:0000:0001        スペア ネットワーク

    fc00:1948:0420:000d:0000:0000:0000:0001        スペア ネットワーク

    fc00:1948:0420:000e:0000:0000:0000:0001        スペア ネットワーク

    fc00:1948:0420:000f:0000:0000:0000:0001          スペア ネットワーク


    IPv4 で行っていたようにビットの境界でサブネット化するのではなく、ニブルの境界でサブネット化することがベスト プラクティスとして推奨されています。  IPv6 アドレスでは各桁がニブルなので、それに応じた設計が必要です。  /64 がベースラインの場合、次のニブルは /60 となり、16 のネットワークを作成できます。  ニブルの境界以外でサブネット化することはできるでしょうか。  論理的に考えて、/63 は 2 つの /64 ネットワーク、/62 は 4 つの /64 ネットワークなので、/63 は 8 つの /64 ネットワークといえます。  技術的には可能であり、このような考え方は今も議論されています。 しかし、分かりやすくするために、ニブル境界でのサブネット化が推奨されています。


    さて、IPv4 でこのオフィスを設計した例を見てみましょう。  この例では、デフォルト マスクとして /24 のサブネット マスクを使用します。


    192.168.0.0                メイン データ ネットワーク

    192.168.1.0                音声ネットワーク

    192.168.2.0                内部ワイヤレス ネットワーク

    192.168.3.0                ビデオ ネットワーク

    192.168.4.0                管理ネットワーク

    192.168.5.0                BYOD ネットワーク

    192.168.6.0                人事部門ネットワーク

    192.168.7.0                経理部門ネットワーク

    192.168.8.0                IT 部門ネットワーク

    192.168.9.0                ゲスト ワイヤレス ネットワーク

    192.168.10.0              スペア ネットワーク

    192.168.11.0              スペア ネットワーク

    192.168.12.0              スペア ネットワーク

    192.168.13.0              スペア ネットワーク

    192.168.14.0              スペア ネットワーク

    192.168.15.0              スペア ネットワーク


    パターンがわかりますでしょうか。  IP サブネット化の基本的な考え方は同じです。  集約することが、依然として大きな役割を持っています。  私にとって最も受け入れがたいのは、各ネットワークのホスト数を考える必要がなくなった、ということです。  つまり、ホスト数について思い悩むことは、10 年以上にわたって私の習慣になっていたのです。  ホスト数のことは、もう忘れて構いません。必要な数以上のホストを設定できます。  考えなくてはならないのは、ネットワークの数だけです。


    サブネット化をお楽しみください。

    ジャレド

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