13 歳で CCNA、14 歳で CCNP、19 歳で CCIE を取得! (翻訳)

    本ページは英語ドキュメントを翻訳したものです。

     


     

    BecomingCCIE2_blog.jpg偉業を成し遂げる方法として通常では考えも及ばないストーリーをご紹介します。Jorge Ospina という若者が 10 代にして CCIE 認定を取得するに至ったストーリーです。シスコ技術者認定の取得を目指している方にとって大きな励みになるはずです。また、目指してない方にとっても、興味ややる気が湧いてくる内容になっていますので、ぜひご一読ください。

    この話で注目すべき点は、Jorge のような才能あふれる若者にとっても、CCIE 認定の取得は決して簡単ではなかったということです。彼は 3 回挑戦しました。その間に業務経験も積み、ようやくラボ試験に合格しました。この話からも、ラボ試験の信頼の高さが改めてお分かりいただけると思います。

    Jorge の偉業についてどのようにお感じになったか、 ぜひご感想をお聞かせください。

     

    Jorge の挑戦

     

    アメリカの典型的な 10 代の若者を想像してみてください。翌週の生物学のテストを心配している人もいれば、大学で何を専攻しようか悩んでいる人もいるでしょう。アルバイトに向かう人もいるかもしれません。宿題やテストをもっと増やしてとお願いするなど、ありえないと思われるでしょう。

    Jorge Ospina も、多くの点においては、典型的な 10 代の若者と言えるかもしれません。しかし、深く見ていくにつれ、それだけでは彼のことを語れないことがわかります。

    Jorge は、現在 19 歳で、Cisco Certified Internetworking Expert (CCIE) 認定を史上最年少で取得した受験者の 1 人です。CCIE は、IT 業界で最も高い評価を得ているエキスパート レベルの認定の 1 つで、取得するのが最も難しい認定の 1 つでもあります。Jorge を見ていると、若者の情熱や意志の強さ、目標に向かって一心に取り組む姿勢に圧倒されます。壁にぶつかったとき、乗り越えて成し遂げるための支えになりました。彼が CCIE を目指し始めたとき、彼のカリスマ性、取り組み方、成熟した考え方がよく表われていて、典型的な 10 代の若者とは違うことがすぐにわかります。

    Jorge を IT の世界に最初に導いたのは兄の Roberto でした。Roberto が地域のコミュニティ カレッジでシスコのコースを受講し始めたときのことです。興味をもった Jorge は Roberto と一緒に勉強を始め、それが IT に情熱を傾けていくきっかけになりました。

    勉強を続けるにつれ、もっと知りたいと思うようになった彼はシスコ技術者認定の取得を目指すようになり、兄と一緒にコミュニティ カレッジで IT コースを受講したいと両親に頼みました。4 人の子供の教育を最優先に考えていた Luis と Cristina は、 2 人とも教育熱心で、在宅学習や社会見学を通じて子供たちを幅広い職業に触れさせていましたが、コミュニティ カレッジの授業は 11 歳の Jorge にはさすがにまだ早いと考えました。しかし、それでも Jorge は諦めませんでした。

    それからわずか 2 年後、Jorge はついに両親の気持ちを動かし、コミュニティ カレッジに通わせてもらえるようになります。それまでの間も、彼は認定の取得を目指して熱心に取り組み、通常の学業のほかにシスコのコースの勉強を続けていたのです。こうして、2009 年の春、Jorge は 13 歳にして Cisco Certified Network Associate (CCNA) 認定を取得し、その冬 14 歳になったばかりで Cisco Certified Network Professional (CCNP) 認定も取得しました。

    10 代の若者にとっては、これだけでも容易なことではありませんでしたが、彼の偉業はこれで終わりませんでした。この成功で自信をつけた Jorge は、さらに高い目標である CCIE 認定の取得を目指すことになります。

    CCIE の取得がこれまでよりも大きな挑戦であることは Jorge にもわかっていました。スポーツ、学業、その他の課外活動とバランスを取りながら CCIE の勉強も進めることは、14 歳の少年には相当な負担だったはずです。そうした忙しいスケジュールの中で彼は熱心に学習を続け、CCIE 筆記試験に合格しました。ここでラボ試験という次の難題に直面することになります。ラボ設備を利用できなければラボ試験に備えることはできません。この状況で、普通の親であれば、そのような考えが浮かぶことも、それを行動に移す勇気もなかったかもしれません。彼の母親は、シスコの会長兼 CEO である John Chambers に手紙を書くことを思いつきました。

    彼の母親は、彼女にとって第二言語である英語で シスコの会長宛てに手紙を書き、Jorge のピアノの先生 Carolyn Harris にチェックを依頼しました。ここで、手紙を読んだ Harris が母親に別の提案をします。彼女は自身の夫を通じて Google 社で働く友人に連絡し、Jorge の手紙をシスコのしかるべき人に届けるように依頼しました。こうして、母親の願いは、Google 社の副社長兼チーフ インターネット エバンジェリストである Vint Cerf 氏に伝えられました。インターネットのパイオニアとして広く知られる 「インターネットの父」 の 1 人です。

    Google 社の Eric Kline 氏は、Vint 氏から連絡を受け、Internet Engineering Task Force (IETF) の活動で面識があったシスコの Mark Townsley に話を伝えました。この話を聞いた誰もがそうであるように、当然のことながら、この意思の強い若者とそれを献身的に支える母親の姿に Mark も共感を覚えました。シスコの最初の窓口として、テクニカル サービス担当上級副社長である Joe Pinto を通じて、手紙はついに認定 / ラボ運営チームの Learning@Cisco 担当ディレクターである Chris Jacobs に届けられました。手紙を読んだ彼女は、やはりひどく感銘を受け、Jorge の願いを直々に聞き入れて成功を支援することを決断します。Chris は Mark と協力して、Jorge がステップアップするために必要なあらゆるものを提供することにしました。

    手紙を出してから数週間、返事をもらえるかもわからないまま待ち続けていた Jorge と両親のもとに、ついにシスコから 1 本の電話がかかってきます。Jorge と両親は、Jorge の将来にとって大きな意味を持つこの知らせに興奮を抑えられませんでした。Chris は、日程を調整して家族と面会し、必要なラボ設備を Jorge に提供する以外にも何かサポートできないかと提案しました。この話し合いで全体の計画が決まり、Jorge は地域にあるシスコのデータセンターを利用できるだけでなく、今後のトレーニングのレベルに備えるために専任の指導係を 2 人付けてもらえることになりました。

    Chris と Mark は、Jorge の CCIE の指導係を募集して面談を実施し、Marcos Assakawa と William McCall の 2 人を任命しました。こうして優秀な指導係の支援のもと、シスコのラボ設備や膨大な教材など、必要なあらゆるものを利用できるようになりましたが、 その後の 3 年間は、成功を目指す彼の意志の強さが本当の意味で試される最も過酷な時期になりました。

    指導係との最初の面会でラボ環境に案内された Jorge は、専用のラボ ラックを与えられ、CCIE を取得するために必要なことを教わりました。シスコのラボを初めて訪れた Jorge は、自分のためにすべての設備の利用許可や指導係まで手配してもらったことに畏敬の念を抱いていました。CCIE はもう彼の手の届くところにありました。

    彼と指導係との関係は、専門的な指導や教育訓練といったものを土台にして培われました。指導係は彼の年齢に配慮しながらも、ステップアップを目指す他の学習者に対するのと同じように敬意を払い、同じレベルの指導を行いました。指導係は、ラボでの指導に加え、電話会議で具体的な質問に答えたり、メールにすぐに対応したりするなど、Jorge が順調に、集中して取り組めるようにサポートしました。Chris も彼らの関係を見守りながら、Jorge の進捗を継続して監視していました。

    通常の在宅学習や課外活動と両立しながら、指導係のアドバイスのもとでラボ試験の対策に取り組んだ Jorge は、 2011 年の冬、サンノゼに飛んでラボ試験に挑みました。しかし、この 1 回目の挑戦は失敗に終わりました。簡単にはくじけない彼は、自宅に戻ると再び学習や演習を続け、 次の夏にはサンノゼに戻ってきて 2 回目の試験に挑みました。しかし、またしても合格には届きませんでした。

    当然ながらこの挫折は Jorge にとって歓迎すべきことではありませんが、彼はすぐに、CCIE の取得には、単に本から得られる知識だけでなく、現実の状況での実践的な応用力が求められるということに気が付きました。以前から実際の経験が足りない彼の挑戦を心配していた Chris や指導係の意見とも一致しました。

    Jorge は、Citigroup 社の IT 部門で仕事をすることになりました。この経験は、どのような準備が必要かを考え直す転機となり、CCIE ラボ試験の次の挑戦に向けて大きな意味を持つことになりました。

    実務経験を積んだ Jorge は、その年のうちに CCIE への挑戦を再開しました。2013 年 5 月 16 日、Jorge は高校卒業と同時に、ノース レイク カレッジの理系準学士号を取得しました。卒業して自由な時間ができた Jorge は、世界に目を向け、タイのバンコクで実施された、CCIE の筆記試験とラボ試験のトレーニングにどっぷりと浸る 3 ヵ月の学習プログラムに参加しました。

    このプログラムにより、彼は他の参加者と密に交流しながら、学習や演習に専念することができました。こうして、2014 年の夏、3 年を超える準備期間を経て、Jorge Ospina はついにラボ試験に合格し、19 歳にして CCIE 認定を取得しました。

     

    この話は、人の心を揺さぶる 1 人の若者、ひとかけらの運、そしてすべての状況がうまくかみ合わなければ実現しなかったかもしれません。Jorge とシスコの関係は運命としか言いようがないと感じる人もいるでしょう。彼の成功を支えた原動力は、彼の家族が彼に伝えた教育の重要性、そして情熱を追いかける彼自身の取り組みにありました。一方で、多くの人の熱心な支援やシスコのような大きな組織の存在も、彼の非常に大きな目標を達成するうえでなくてはならないものでした。

    Jorge の CCIE 取得までの道のりはまさに英雄の旅と言えるもので、人が夢に向かって決意を持って取り組もうとするときに、意思の力がいかにして数多くの障害を取り除くことができるかを、私たちに示しています。

    Jorge は、シスコや彼の成功を支えたすべての人に心から感謝の意を表明しています。シスコからも、自己決定の精神を具現化し、機会を提供することが私たちの使命であることを思い出させてくれた Jorge に感謝の気持ちを伝えたいと思います。Jorge の CCIE の取得を心から祝福します。

    シスコは、Jorge が認定プロフェッショナルの一員に加わってくれたことを光栄に思います。Learning@Cisco の副社長兼ジェネラル マネージャである Jeanne Beliveau-Dunn、Mark Townsley、Chris Jacobs、Jorge の指導にあたった Marcos Assakawa と William McCall の 2 人をはじめ、彼を支えてくれたすべての人に感謝の意を申し上げます。

    IT 関連のキャリアに興味をお持ちになった方は、ぜひ シスコ ネットワーキング アカデミー をチェックしてください。NetRiders Challenge [英語] やその他の支援プログラム [英語] を通じて、Jorge のときと同じように目標の達成を支援できるはずです。また、自分に合った認定をお探しの方は、Cisco Learning Network を参照してください。

     

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