ケーススタディ:CCIE 認定取得はゴールではなく、新たなステージのスタート 1/2 ●ドコモエンジニアリング(*) 第4回

    (*) ドコモエンジニアリング株式会社は、2014年7月1日をもって、 新会社 「株式会社ドコモ CS」 に統合されました。

     

    ケーススタディ●ドコモエンジニアリング第4回

    CCIE 認定取得はゴールではなく、新たなステージのスタート 1/2

    ~ドコモエンジニアリングの CCIE 合格者3人に聞く~

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    ドコモエンジニアリングの3人が、ネットワーク資格の最高峰ともいえる CCIE 認定を取得しました。同社は2013年春に高度テクニカル技術者育成プロジェクト 「TOP-GUN」 を開始。3人はそのプロジェクトが生んだ最初の CCIE 合格者となりました。合格するための秘訣や受験生へのアドバイス、資格を活用してこれから取り組みたいことなど、CCIE の取得を目指す人が気になることを聞きました。


    手ごたえはあったが、それと同じくらい不安もあった

    ――まずは CCIE 取得おめでとうございます。濱口良太さんは8月に、岡澤俊吾さんは9月に、三崎充弘さんは10月にそれぞれラボ試験に合格し CCIE 認定を取得しました。合格が決まったときはどんなお気持ちでしたか。
    濱口氏
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    濱口良太氏

    ただ一言、「終わった」 という感じでした。

    ラボ試験の翌日、妻と外出しているとき、スマートフォンにメールが届いたのですが、「Pass」 という文面を見て、喜びのあまり座っていたイスから崩れ落ちそうになりました (笑)。

    私が必死に勉強していたことを知る妻も 「よかったね」 と言って一緒に喜んでくれました。


    岡澤氏
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    岡澤俊吾氏

    「ついにミッションが完了した」 という気持ちでした。

    7月に長男が生まれ、妻と長男は妻の実家で暮らしていました。妻は気を遣い、私が合格するまで実家で過ごすと言っていたので、「これでやっと家族3人で一緒に住める」 という喜びもありました。


    三崎氏
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    三崎充弘氏

    合格したことを知り、「やっとプレッシャーから解放される」 と思いました。

    周りから期待されることでかなりプレッシャーを感じていたのです。ですから喜びを感じる前にホッとしたというのが本音です。


    ――ラボ試験を受験されたときに手ごたえはあったのですか。
    濱口氏

    ラボ試験の会場は東京・六本木の高層ビルにあったため、外の景色を眺めてきれいだなあと思えるほどリラックスしていました。ところがいざ試験が始まると、トラブルシューティングのセクションで手間取ってしまいかなり焦りましたが、2時間の制限時間内になんとか終えることができました。

    コンフィグセクションではミスをなくすため、ステップバイステップで1つずつ確認しながら設定を行い、試験終了の1時間前に終えることができました。残った時間で設定を再確認してみたところ、1つだけ正常な動きをしないものがありました。その理由を探すための切り分け作業をしている途中でタイムアップになってしまったのです。

    試験を終えて自宅へ帰る途中に、間違いの原因が思い浮かびました。すると 「ほかの問題も間違えていたのではないか」 と不安が募り、「合格か不合格かは五分五分だな」 と思うようになったのです。手ごたえがなかったわけではありませんが、それと同じくらい不安もありました。

    岡澤氏

    三崎さんはコンフィグの打つ夢を見たそうですが、私はそういったことが一切ありませんでした。なので、試験前夜もぐっすり眠れると思ったのですが、意外と眠れなくて 「なんだかヤバイ」 と感じました。

    試験が始まって5分ぐらいしたら周囲が揺れ始めたので、「勉強しすぎてついに頭がふらついたか!」 と一瞬、焦りました。でも、そのうち地震で揺れていることに気がつき、その後、なぜだか冷静になれました (笑)。

    ただ、受験直後は手ごたえを感じることができませんでした。試験会場から自宅へ帰る道すがら自己採点をしてみたところ、「たぶんダメだろうなあ。濱口さんはよく合格したなあ」 と思っていました。

    水曜日に試験を受けたので、合否のメールが届くのは木曜日だと思っていたため、3人で一緒にメールを見ようと約束していたのですが、帰宅前にはメールが届きました。翌日まで待ちきれないので約束を破って1人で見てしまいました (笑)。すると画面に Pass と表示されており、とても嬉しかったですね。

    三崎氏

    トラブルシューティングのセクションが苦手だったので、そこを中心に勉強していました。その成果が現れたのか、試験では全問解答することができ、手ごたえはあったものの、試験結果が出るまではわからないため不安もありました。

    「Cisco 360 Learning Program for CCIE」 の模擬試験で強みと弱みが明確に

    ――皆さんは NGN-SF 社の研修を受けて試験勉強に取り組んでいました。その研修を受けて良かった点はありますか。
    岡澤氏

    一番よかったのは、NGN-SF 社の設備をリモートで利用できたことです。ラボ試験に合格するためには数多くルータやスイッチに触ることが必要で、当社の CCIE 資格取得者から 「頭を使わなくても、勝手に手が動くぐらいにならなければ合格できない」 と言われていましたので。

    ドコモエンジニアリングにもラボが1セットあり、3人で共有していました。自分の順番以外の時間は NGN-SF 社のリモート設備をかなり自由に使わせて頂けたので、とても助かりました。

    また、シスコシステムズが提供する 「Cisco 360 Learning Program for CCIE」 の5日間の研修で、ラボ試験に向けた模擬試験を受けられたのも良かったことの1つです。模擬試験を受けたことで自分の強みと弱みが明確になったからです。

    三崎氏

    NGN-SF 社の設備をリモートで使えたため、土曜日や日曜日にも自宅からコンフィグを打って設定することができました。

    Cisco 360 Learning Program for CCIE では、各技術セクションの模擬問題が用意され、採点まで行われました。自分の設定した内容のどこが間違えていて、どう直したらよいかといった細かいアドバイスももらえてので、とても役に立ちました。模擬問題は30分から1時間で終わるような内容のため、構えずに取り組めたのも良かった点です。

    濱口氏

    ドコモエンジニアリングのラボにあるルータやスイッチは、OS のバージョンによって使える機能と使えない機能がありますが、使えない機能は NGN-SF 社のラボを使って設定や動作の確認ができました。その反対に NGN-SF 社のラボにあるルータやスイッチでは使えない機能が当社のラボで使えることもあり、ユーザーとしてはとてもいい環境だったと思います。

    Cisco 360 Learning Program for CCIE には自己管理データベースのようなものがあり、例えば模擬試験で打ったコンフィグのどれが間違えていたのかを知り、自分の強みと弱みを見極めながら学習を進めていくことができました。また1年間、自分の解いた内容が保存され、何度も見直せるようになっていたのも良かったですね。

    プロフィール (2013年11月現在)

    濱口良太(はまぐちりょうた)氏
    1970年生まれ、1998年入社
    ドコモエンジニアリング 技術推進事業部 育成運営部 研修技術担当主査
    保有資格:CCNA、CCNP、CCIE Routing and Switching  
    三崎充弘(みさきみつひろ)氏
    1978年生まれ、2001年入社
    ドコモエンジニアリング 技術推進事業部 育成運営部 研修技術担当
    保有資格:CCNA、CCNP、CCIE Routing and Switching  
    岡澤俊吾(おかざわしゅんご)氏
    1979年生まれ、2003年入社
    ドコモエンジニアリング 技術推進事業部 育成運営部 研修技術担当
    保有資格:CCNA、CCNP、CCIE Routing and Switching

     

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