ケーススタディ:チャレンジしなければ始まらない、CCIE の高い壁を乗り越える!●ドコモエンジニアリング(*) 第3回

    (*) ドコモエンジニアリング株式会社は、2014年7月1日をもって、 新会社 「株式会社ドコモ CS」 に統合されました。

     

    ケーススタディ●ドコモエンジニアリング第3回

    チャレンジしなければ始まらない、CCIE の高い壁を乗り越える!

    ~ドコモエンジニアリングの3人の挑戦~

    2013年春にスタートしたドコモエンジニアリングの高度テクニカル技術者育成プロジェクト 「TOP-GUN」。このプロジェクトではネットワーク資格の最高峰である CCIE 資格の取得を1つの目標に掲げています。社内公募で選ばれた3人が、資格試験に向けて猛勉強中。なぜ CCIE 資格取得を目指すのか、そして資格取得の先にどんな将来を描いているのか――。3人の精鋭に話を伺いました。

    選ばれた3人のそれぞれのビジネスキャリア

    ――まず、皆さんの職歴について教えてください。
    A さん

    ドコモエンジニアリングに入社したのは2003年。新卒採用でした。入社後は NTT ドコモの情報システム部で、お客様情報を管理する基幹システムの開発を担当。

    8年ほどその仕事に携わった後、ドコモエンジニアリングに戻り、同じシステムの保守を担ってきました。


    B さん

    2001年に新卒でドコモエンジニアリングに入社し、13年目を迎えました。入社してすぐに NTT ドコモのサービス系システムの開発を担当しておりました。

    そこで開発のための試験や商用導入などを任されて6年ほど勤務し、その後、NTT ドコモの様々な装置を監視するネットワークオペレーションセンターにて保守を行っておりました。

    2年ほど勤めたのちにドコモエンジニアリングに戻ってきました。戻って来てからは主にドコモショップやドコモのコールセンターに設置している顧客システム関連機器の保守と工事を行っておりました。


    C さん

    1998年に中途採用でドコモエンジニアリングに入社しました。前職は自動車メーカーの情報システム部門のスタッフです。

    ドコモエンジニアリングでの最初の仕事は、研修部門の立ち上げ。研修設備の導入を担当しました。その後、NTT ドコモのネットワークオペレーションセンターへ異動となり、業務系のネットワークの監視を任されました。

    さらに NTT ドコモの開発系の部署で5年ほど働いた後、ドコモエンジニアリングに戻ってきました。

    ドコモエンジニアリングでは、NTT ドコモのネットワークとお客様のネットワークをつなぐ業務等に携わり、その後、当社の研修部門に異動。インストラクターとして NTT ドコモグループ社員の教育にあたってきました。


    ネットワーク系の知識を深めるチャンス

    ――皆さんは社内公募で選ばれた精鋭だと伺っています。なぜ今回、プロジェクトに応募されたのでしょうか?
    A さん

    NTT ドコモの情報システム部に所属していたとき、ネットワークやサーバーの担当者と話す機会がよくありました。

    CCNA と CCNP 資格を取得していたのでネットワークの知識には少し自信を持っていたのですが、ネットワークに詳しい担当者と話をすると知らないことが多く、まだまだ自分は知識不足だなあと痛感しました。

    ですから今回のプロジェクトの話を聞いて、ネットワークに強くなるチャンスだと感じました。ネットワークの最上位資格である CCIE を修得すれば、専門的にネットワークの仕事をしている人とも気後れせずに話ができるはずと思いました。

    B さん

    2003年に CCNA 資格、2005年に CCNP を取得し、その後、2度 CCNP を更新してきました。これまでネットワーク系の仕事をする機会はなかったのですが、IP 技術への関心は高く、いずれそういう仕事に携わりたいと考えていました。

    そんななか、今回のプロジェクトのことを知り、ネットワーク系の知識を深めるチャンスだと思いました。会社が全面的にバックアップしてくれるのでとても心強く感じている半面、少しプレッシャーも感じています。

    でも将来、ネットワーク系の仕事に携われたときに勉強した知識が生かせることを考えると、このプレッシャーは心地よいものです。

    C さん

    私も CCNA と CCNP 資格を取得しています。じつは、7年ぐらい前に CCIE 資格取得にも挑戦したのですが、残念ながらいい結果を得られませんでした。

    その後、CCIE 取得をあきらめかけていたのですが、ドコモエンジニアリングの研修部門でインストラクターを始めてから思わぬ機会が訪れました。当社の社長と話ができる機会があり、その中で、「ネットワークの高度技術資格やそういった資格を取得するにはどうしたらいいのか?」 という意見をいただき、経営企画部のスタッフと話を進めた結果、形になったのが TOP-GUN のプロジェクトでした。

    私自身一度悔しい思いをした CCIE 資格取得に再挑戦する機会が貰えるのかなと思い、思い切って自ら立ち上げたプロジェクトに応募したところ、幸いにもチャンスを与えてもらえることになりました。

    お互いに教え合い、全員が筆記試験に合格

    ――実際に CCIE 資格取得のための勉強を進めてみてどんな印象を持ちましたか。
    C さん

    基本的には、高度技術者を育成する NGN-SF という会社の研修を受けて試験勉強に取り組んでいます。NGN-SF の持つラボ環境を借りることもありますが、社内にも私たち専用のラボ環境が整えてあり、とても役に立っています。

    私たち3人にはそれぞれ得意とするや不得意とする分野があり、お互いに教え合ったり、社内の CCIE 資格所得者に質問したりして知識を蓄えています。こうしたことを続けてきた成果が現れたのか、3人とも筆記試験には合格しました。

    B さん

    いま取り組んでいるラボ試験のための勉強で難しいのは、1つの問題にいくつもの解き方、設定方法があることです。同じ問題に対する解き方が3人ばらばらだったりすることもしばしばあり、そんなときは3人でよく話し合い、最適な解答はどれかを考えていきます。

    C さん

    ラボ試験では制限時間内に解決策を見出し、自分で設定しなければならないのですが、常に時間に追われている感じがします。例えば、1週間の期間をもらえれば良い解決策を考え出せると思うのですが、それが数時間に制限されるとタイムコントロールがうまくいかず、課題となっています。

    ――その課題をどうクリアしていくのでしょうか。
    C さん

    反復練習です。一度やってみて終わるのではなく、同じ問題を何度も繰り返して解いていくことしかないと考えています。

    A さん

    私の場合、模擬試験でタイムオーバーで終わったため時間を上手く使う事を心がけています。試験の時間配分として、トラブルシューティングの2時間、コンフィグセクション問題で6時間の合計8時間で構成されております。

    事前の模擬テストでは、トラブルシューティングでは、最初は余裕を持って取り組み、半分過ぎたときもペースをつかめていると感じましたが、残り1時間となると急に時間が足りないと感じ、頭の中がパニック状態になりました。 いかに最初からスピード感を持ってやれるかが重要で、普段の勉強もだらだらやらずに時間を決めて取り組むことが重要だと感じています。

    ネットワークに関する知識を体系的に学習できた

    ――CCIE 資格取得のための勉強を続けてきて良かったことはありますか。
    A さん

    CCNA と CCNP を持っていますが、実際の業務でネットワークに携わることがほとんどないので、本当にネットワークを理解して設計や運用ができるレベルではありませんでした。

    それが CCIE の資格取得勉強をすることで、ネットワークの実務的な知識を一から積み上げてこられたのは良かったですね。今までもやもやとしかわからなかったネットワーク技術がはっきりと見えてきました。

    B さん

    Cisco 社の360研修では、自分の弱い分野がどこか分析するグラフがあり、知識が足りないところをはっきりさせることができたのは良かったです。

    実際の試験に近い環境でコンフィグセクションとトラブルシューティングの問題を解いていくなかで、いかに自分が速く設定できていないか実感しました。それでもっと深く勉強しようという気持ちになったのです。

    C さん

    パズルのピースがはまっていくように、ネットワークに関する自分の知識を改めて体系的学習できたことはとても良かったと思っています。

    模擬試験で自分の持つ知識をさらけ出し、どれくらいの時間でどんなことができるのかを理解できたのもいい点です。

    ――筆記試験もラボ試験も英語で行われますが、その点の難しさはないのでしょうか。
    B さん

    筆記試験に出てくる技術系の英単語はおおよそ決まっていますので、それさえ押さえておけばある程度質問の意味がわかるのでそれほど気にしないでもいいのではないでしょうか。

    C さん

    そうですね。ネットワーク分野の用語は英語をそのままカタカナにしたようなものがおいので、ネットワーク業務に携わった人ならば質問の意味は伝わると思います。

    ただし、ラボ試験では英語を読めるだけではいけません。私は CCIE の資格取得試験を何回か受験しましたが、試験会場で試験管に 「この問題はこういう捉え方でいいのですか」 と聞きたいことがありました。しかし、それをどう質問していいかわからず、結局質問することができませんでした。

    後で CCIE 取得者に話を聞いたら、「私はこう考えるが、それはイエスですかノーですか」 と聞けばいいと教わり、なるほどなあと感心しました。

    CCIE 取得を目指す人を増やし、サポートしたい

    ――晴れて CCIE 資格取得試験に合格したら、それを今後の仕事にどう生かしていきたいですか。
    A さん

    NTT ドコモのネットワークをより強固にするため、自分の技術が生かせるような部門で活躍できればいいですね。

    グローバルな環境で働きたいという希望も持っており、外国の方とやりとりする仕事をしたり、海外に赴いて働けたりすればいいなと思っています。

    C さん

    CCIE 資格を取得すれば、NTT ドコモグループのどの企業のどの部署でも頼られる存在になれるのではないかと思っています。その自覚を持って仕事を続けていきたいですね。

    また、試験勉強で得た知識を社内だけでなく、グループ企業の社員にも伝えていき、CCIE の資格取得を目指す人を増やしていければ嬉しいですね。そういう人たちをサポートしていきたいです。

    B さん

    NTT ドコモのネットワークの設計、構築、運用保守といった仕事に携わり、その第一線で活躍できるようになりたいですね。

    あと、少し休みを取って旅に出て、疲れた頭をリフレッシュさせたいです (笑)。

     

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