CCIE になるには(翻訳)

    本ページは、英語ページを翻訳したものです。

     

    CCIE になるには

    前回の投稿では、エキスパートになることの意味について、また、いかなる分野においてもエキスパートになるには何が必要か(計画的な訓練と適切なフィードバック)について書きました。今週は、CCIE になる方法について焦点を当てたいと思います。

     

    CCIE になることについて書かれたブロクはたくさんあります(一覧を見るにはここをクリック)。そのほとんどは、学習計画、ヒントとコツ、一般的な問題点などについて扱ったものです。これらのブログを見れば、CCIE になるために必要なことがよくわかるでしょう。ただし、CCIE への道を歩みだす人たちは、誰もがそれぞれ異なるバックグラウンド、異なる経験を持っているということを忘れないでください。他の受験者の経験から学ぶことは有意義なことですが、自分の歩みは自分だけのものです。1 回の投稿で CCIE になるために必要なことをすべて扱うのは不可能なので、ここでは、最もよく見られる 2 つの問題点に絞って書きたいと思います。

     

    適切なスキルの訓練をしていない

     

    以下に示すコメントは、Cisco Live における ルーティング & スイッチング プログラム マネージャの発言を引用したものです。

     

    「Routing and Switching 試験は、各種の問題に対して、設定に関する知識を適用し、トラブルシューティングを行って解決する能力や、未知で特異な状況に対応する能力を問うものです」

     

    受験者は皆、ラボ試験が、自分たちの設定スキルやトラブルシューティングのスキルを問うものだと理解しており、それらのスキルの演習に大半の時間を費やしています。不安を抱かせるのは、「未知で特異な状況に対応する能力を問う」という箇所です。この種のテストは、エキスパートになるには演習を行わなければならないという私の言葉とは矛盾しているように見えます。私がよく受ける質問は、「ラボ試験が『未知で特異な状況』について問うものだとしたら、私はどのような演習を行えばよいのですか」というものです。 

     

    実際には、ほとんどの受験者が未知の状況に対処するうえで必要なスキルを持っているのですが、そのスキルを言葉にして説明したり、演習を行ったりすることはまれです。このことによって高いプレッシャーがかかり、時間が限られたラボ試験で何らかの未知の状況に遭遇した際にストレスとなったり、場合によってはパニックの原因にさえなります。重要なのは、まず未知の状況に対処するうえで必要なスキルが何であるかを特定し、次に、計画的にそのスキルの演習を行うことです。誰もがこれをうまく行う独自の手順を持っているものですが、ここでは私の手順をご紹介します。

     

    1. 必須要件の再確認:あらゆる状況に対処するためのカギは、その状況を完全に把握することです。自分が理解できるように必須要件を再確認すれば、そのような把握の助けとなります。私は通常、必須要件をトポロジ ダイアグラムにして「再確認」します。
    2. 解決の可能性のある方法の特定:設定するべき機能を正確に特定することはできないかもしれませんが、エキスパートであれば高いレベルで、見込みのある解決方法を特定する技術について十分知っておく必要があります。
    3. 解決の可能性のある方法の優先付け:成功する可能性、調査時間、および実行時間に基づいて優先付けを行う必要があります。
    4. 調査:利用可能なツールはすべて使用します。ヘルプ、コマンド リファレンス、設定ガイドなどを活用します。
    5. 解決方法の実施
    6. 確認:必須要件が満たされていない場合、手順 3 を繰り返して次に見込みのある解決法を実行します。

     

    これは、最初はたいへんなことのように思えます。しかし、これらのスキルの演習を行えば、考えなくてもできるようになります。時間管理もエキスパートにとって重要なスキルです。自分にとって初めての作業に取り掛かる前に、やり方を知っている作業を片付けてしまいましょう。

     

    作業結果を確認していない

     

    自分が行った作業を確認する能力は、エキスパートにとって重要な特性です。CCIE ラボ試験では、このような能力を受験者が持っているかどうかを確認するために、部分点を認めていません。つまり、点を付けてもらうには、ある作業の必須要件をすべて満たす必要があるということです。私が受講者によく言うのは、あなた方はすべての作業の 99 % を実行できるにもかかわらず、ラボ試験では 0 点になってしまっているということです。

     

    確認作業の演習を行うには、適切なフィードバックを受ける必要があります。Cisco 360 Learning Program for CCIE の主要な機能の 1 つに、採点を行うアセスメント ラボがあります。これらのラボは、実際の CCIE ラボでの採点に使用されるのと同じルールを使用して採点を行う、演習用 CCIE ラボです。Learning@Cisco がこれらのラボを作った主な理由の 1 つは、CCIE の受験者に確認スキルの欠如が見られたからです。私は、受講者が点数を取り損ねる理由を知るために、これらの採点式ラボを受講者が利用するのを何百回も見てきました。点数を取り損ねる理由の中で圧倒的に多かったのは、すべての必須条件が満たされているかどうかの確認をしていないということでした。

     

    新しい受講者にとっては、確認する時間の余裕などないと思ってしまうのが普通です。しかし、学習の開始から確認作業の演習を行うようにした方がいいでしょう。作業を実行するたびに必ず確認作業を行えば、その人は本番の試験でも確認を忘れない可能性が飛躍的に高まります。

     

    受験者の中には、試験に合格するために必要な知識を持たずにラボに来る人もいますが、私が話をした受験者の大多数は、合格するために必要な技術的な知識を持っており、設定スキルおよびトラブルシューティングのスキルの演習に数百時間、場合によっては数千時間を割いています。一般的に言って、彼らに欠けているのは、確認スキルおよび分析スキルに関してもう少し努力することなのです。