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Cisco Learning Home > Cisco ワイヤレス エンジニアのブログ > 2012 > January > 29
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すでにご存知ですが、Multicastは一つのパケットを複数のデバイスに送信する効率の良い方式です。

有線LANでmulticastを送信するのはまったく問題ないですが、無線LANでmulticastを送信すると2つの問題に遭遇します。

 

一つ目は、無線のmulticastは設定された最も低いMandatory Data Rateで送信されます。

802.11nのAPを導入したとしても、設定された一番低いデータレートで送信されます。

例えば、1Mbpsのデータレートを有効にしていれば、multicastのパケットは全部1Mbpsのデータレートで送信されます。

逆に効率が非常に悪くなります。

 

二つ目は、無線のmulticastは再送・誤り検出訂正のスキームがありません

Multicastのパケットが無線空間で衝突してクライアントに届けなかったら、救える措置はありません。

 

上記の二つの問題があるので、無線LANでmulticastを送信する場合、何らかの最適化技術が必要です。

そこでシスコはVideoStream(a.k.a Reliable Multicast)という技術を開発しました。

やってることが非常に簡単で、無線空間に入る前に、APでパケットをmutlicastからunicastに802.11レベルで変換します。

有線側で、multicastサーバからWLC、WLCからAPの間は全部multicastで効率よく送信されます。

APでunicastに変換することによって、802.11nのデータレートで送信できるし、再送・誤り検出訂正のスキームが使えるようになります。

 

さて、実際のパケットを見てみましょう。

下記のスクリーンキャプチャーを見てください、IP Layerは239.2.2.2に送信されています。

無線のデータレートが24Mbpsで、802.11で01:00:5e:02:02:02に送信されていることが分ります。

これは無線空間に送信されているmulticastパケットです。

802.11nのAPで、目の前にクライアントが居るのに、24Mbpsのデータレートでしか送信されません。

スクリーンショット(2012-01-30 11.13.15).png

 

すぐ近くのもう一台のクライアントを見てみましょう。こちらのクライアントは115Mbpsunicastで00:a0:b0:a4:01:18に送信されていることが分ります。

更に、下のIPを見ると、Layer 3レベルで依然239.2.2.2になっていることが分ります。更に更に、802.11eのQoSがUP 4のVideoになっています!!

802.11レベルでunicastに変換したことで、多くのメリットがあることがお分かりでしょう。

スクリーンショット(2012-01-30 11.08.10).png

 

いろいろ説明したが、どう違うかを実際に見て頂きましょう!

下のビデオ、左のパソコンは無線空間でmulticastのパケットを受けていますが、右のパソコンはReliable Multicast(VideoStream)によって、unicast変換したパケットを受信しています。その違いが明白にお分かり頂けるでしょう!

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